世界一の長大橋——港珠澳大橋は、中國が自主設(shè)計(jì)?建設(shè)したもので、総長約55キロメートル、8級地震や16級臺風(fēng)に耐えることができます。イギリスの「ガーディアン」によって「世界の七大奇跡の一つ」と稱されています。港珠澳大橋の壯大な名前に対して、使用率が97%に達(dá)する小さな特許があり、あまり注目されることはありませんが、同様に世界的な稱號を持っています。この特許は、世界知的所有権機(jī)関から最優(yōu)秀発明賞を受賞し、中國特許金賞や中國道路學(xué)會科學(xué)技術(shù)一等賞などの賞も受賞しています。それが「特大抗曲変形橋梁伸縮継手裝置」です。

　　橋梁伸縮継手裝置は、人間の骨をつなぐ「関節(jié)」のようなもので、橋梁の梁體を接続するために使われます。大型橋梁の各セクションの梁體の間には隙間が空けられており、これにより梁體が熱膨張や収縮、荷重などで変形しても、互いに圧迫されることなく、橋梁の安全性が保たれます。しかし、梁體間に隙間があると、梁體が接続されていないため、非常に安全ではなく、走行もできません。そこで、橋梁伸縮継手裝置が登場しました。この裝置は梁體を接続するとともに、橋面の平坦さを保つ役割を果たします。

　　しかし、梁體が荷重によって大きく曲がるとき（曲がり変形とは、引張りや圧縮以外の変形、例えば曲げなどを指します）、梁體の両端がまるで定規(guī)を曲げるように上向きに反り返り、その結(jié)果、伸縮継手裝置が耐えられる限界を超えて破損し、突起することがあります。これにより橋面が不平坦になり、車両が通過する際に明らかな揺れを感じ、さらには「跳ね車」現(xiàn)象が発生することもあります。一般的な伸縮継手裝置は、數(shù)十ミリメートルの伸縮量しか耐えられませんが、「特大抗曲変形橋梁伸縮継手裝置」は500mm以上の伸縮量に対応でき、橋面の平坦さを確保することができます。この効果は、他の市場に出回っている裝置ではほぼ不可能です。したがって、この特許は港珠澳大橋、杭州灣跨海大橋、広州珠江黃浦大橋、南京長江二橋などの多くの超大型橋梁で広く使用されています。

　　さらに以前、「特大抗曲変形橋梁伸縮継手裝置」の特許権者が起草した企業(yè)標(biāo)準(zhǔn)は業(yè)界標(biāo)準(zhǔn)（『中華人民共和國交通業(yè)界標(biāo)準(zhǔn)－JT/T 723-2008 単元式多方向変位歯形板橋梁伸縮裝置』）として認(rèn)定され、この特許は橋梁建設(shè)業(yè)界の標(biāo)準(zhǔn)となりました。俗に「人は注目されると爭いが多い」と言いますが、特許にも當(dāng)てはまります。この特許は非常に使いやすく、運(yùn)転安全を確保し、橋梁の運(yùn)営コストを削減することができるため、多くの人々の「ターゲット」となっています。何度も侵害されただけでなく、無効宣告を申し立てられることもありました。したがって、特許権者はこの特許を長期的に有効に保護(hù)するためのチームを必要としていました。その後、彼らは三聚陽光に依頼しました。

　　三聚陽光は委託を受けてから、複數(shù)の無効申請者の無効請求を成功裏に「撃退」しました。三聚陽光は案件を受けた際、専門家チームを結(jié)成しました。このチームには、十年以上のエンジニアリング分野での無効案件代理経験を持つ特許代理人、特許弁護(hù)士、そして十年以上の実務(wù)経験を持つ元審査官が含まれていました。専門家チームは無効案件の審理前に、詳細(xì)な調(diào)査と証拠収集を行い、特許権者と継続的に連絡(luò)を取り合って、特許の核心技術(shù)點(diǎn)を完全に理解した上で、無効答弁書を作成しました。その後の審理で、無効申請者は三聚陽光の主張に対して有力な反論をすることができませんでした。

　　例えば、37446號無効審査決定に関連するケースでは、無効申請者は2つの証拠を提出し、証拠の一部の特徴を取り出して他の証拠と組み合わせ、特許と同じ技術(shù)効果を得ることができると主張しました。彼らは、この特許が創(chuàng)造性を欠いていると主張しました。

　　これに対して、三聚陽光は「特許審査ガイドライン2010」に基づき、発明の創(chuàng)造性を評価する際、審査官は発明の技術(shù)的な提案だけでなく、発明が屬する技術(shù)分野、解決しようとする技術(shù)的な問題、そして生じる技術(shù)的な効果を考慮する必要があると述べました。また、対比文獻(xiàn)の全體に基づき、技術(shù)的な結(jié)論を?qū)Г伽坤戎鲝垽筏蓼筏?。無効申請者は、提出した証拠を単獨(dú)の技術(shù)特徴として評価し、その組み合わせを論じましたが、これは誤った判斷を招くとされました。

　　さらに、たとえ無効申請者が提出した証拠に、技術(shù)的な特徴が類似していても、その証拠の全體的な設(shè)計(jì)や動作原理がこの特許とは明らかに異なるため、この証拠が解決する技術(shù)的な問題も異なります。そのため、三聚陽光は、この特許の創(chuàng)造性を判斷する際、単に証拠內(nèi)の一部の技術(shù)特徴がこの特許と同じであるからと言って、「本分野の技術(shù)者が容易にこの特徴を組み合わせることができる」という結(jié)論に至るべきではないと考えました。

　　この議論をより良く説明するために、近似の例を挙げて説明します。例えば、電動三輪車と大型トラックは、どちらも貨物を運(yùn)ぶという點(diǎn)では共通していますが、運(yùn)搬能力や使用シーンは全く異なります。電動三輪車は短距離の小規(guī)模な貨物輸送に適しており、大型トラックはまったく反対です。大型トラックの技術(shù)者は、長距離輸送の実際的なニーズを考慮して、數(shù)十トンの貨物を安全に運(yùn)ぶ方法を設(shè)計(jì)します。それに対して、電動三輪車を參考にすることはありません。

　　そのため、先に述べたように、無効申請者が提出した証拠はこの特許とは異なる使用シーンと技術(shù)特徴を持っており、それが「本分野の技術(shù)者が容易にこの証拠の特徴を組み合わせて、特許と同じ技術(shù)効果を得ることができる」という結(jié)論を支持するわけがないことは明らかです。合議體は最終的に三聚陽光の見解を受け入れ、「特大抗曲変形橋梁伸縮継手裝置」特許の権利を全て有効としました。

　　そして、最近行われたこの特許に関する無効案件では、申請者が新しい証拠を提出したものの、依然として複數(shù)の証拠を組み合わせて技術(shù)的特徴を繋げることで、この特許が創(chuàng)造性に欠けると証明しようとしましたが、成功しませんでした。三聚陽光は再び「特大抗曲変形橋梁伸縮継手裝置」特許を守りました。この特許の技術(shù)革新性を証明するとともに、三聚陽光の訴訟チームの成果を再確認(rèn)することができました。

　　三聚陽光知的財(cái)産グループには30人以上の専門知識を持つ知的財(cái)産弁護(hù)士と特許訴訟代理人がおり、訴訟案件の勝訴率は90%以上です。これまでに2000件以上の特許無効宣告、侵害訴訟、行政訴訟、商標(biāo)訴訟などの各種訴訟案件を扱ってきました。本件以外にも、石薬集団の左旋氨氯地平特許紛爭、格力電器と奧克斯の特許無効案件、モバイクの特許無効案件、テンセント「微視」の商標(biāo)行政訴訟、中山云騰商標(biāo)侵害訴訟、リーブハイアールの商標(biāo)行政訴訟、周口「長壽山」の商標(biāo)行政訴訟、オリンピックの大足跡発射裝置関連特許発明者資格紛爭、楽爾特許権所屬紛爭、三聚環(huán)保の不正競爭訴訟、アメリカのCBI商業(yè)秘密訴訟など、社會に影響を與えた數(shù)多くの案件があります。三聚陽光は各特許紛爭訴訟案件に対して、法律の専門家、技術(shù)の専門家、経験豊富な特許代理人、弁護(hù)士を含む専門家チームを結(jié)成し、案件を全面的に分析?処理しています。これが三聚陽光の訴訟および無効チームの専門的なサービススタイルです。